shibamike

デッド・オブ・ナイト/夢の中の恐怖のshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヤダッ!
怖いっ!
不気味っ!

とMikken Tomatoes満足度92%のとんでもないエクセレント怪奇ガーエーだったのだけれど、途中のゴルフのコント!あれいるの?箸休め的な感じ?あれがなきゃ王道怪奇映画として古典傑作の名を欲しいままにし、映画業界の玉座にふんぞり返ることができたであらうに、あれをわざわざ入れた所に監督4人の反逆精神というか、反骨魂を勝手に想像した!(絶対違うだらうけど)

ストーリーはある建築家のデジャヴが巻き起こす恐怖ストーリー。初めて出会った人達ばかりの筈が、建築家は全員のことを「私は貴方達を知っている…夢で全員会っているんだ…」と述べ、「またまたぁ〜」とか「お上手ねぇ〜」なんて気楽な雰囲気だったのが、「さういえばさういう奇妙な出来事って実は私にもあるわよ」、「実は俺にも心当たりがあるんだ」と1人また1人と怪奇現象の経験談を積み重ねることとなり、完っっっ全にその場が不穏な空気に支配される。
 そして、くだんの建築家。この建築家が見た夢というのはとてつもない悪夢で終わりを迎えていた、ということが明らかになり、いよいよ我々観客というか自分は緊張で全身がガタガタ震えてしまって、観に来たのを後悔したのでした!という感じの映画。

1945年ということを抜きにしてもよく考えたな!よっ、暇人っ!という素晴らしい力作。劇場のチラシによると、「マーティン・スコセッシが選ぶ"映画史上最も怖い11作品"の第5位」とのこと。ちなみに調べたら、1位はロバート・ワイズ監督の「たたり」!知らねぇ!

腹話術の話は最高に狂ってて最高に素晴らしかった!


ホラ三毛 恐怖の一句
「怖いやろ? すぐ終わるから 辛抱な?」
(季語:辛抱→注射→コロナワクチン→コロナ→波物語→フォーエバー→夏)
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