田村カフカ

雨にぬれた舗道の田村カフカのレビュー・感想・評価

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)
5.0
すごく面白い
映画を見た後の感覚は、愛に関する短いフィルムのあとのそれと似ていた気がする
人間に欲望(たまに病と呼ばれるものをシンプルに描いている
シンプルに描くことが出来るのは演出の的確で適度にあるからであると思う
そういえば裏窓を見た後にも少し似ていた
最初のopの女が歩いてくるシーンで作品に掴まれるものがあった
二人の会話のシーンの後にどことなくカメラが寄り焦点がボケていくのは不思議に思っていたが見終わるとあのシーン展開の方法は適切だと思った
あれは、定点で時間的に余韻を残すショットでは意味がありすぎ、カットしてしまうににはリズムが映画現実と合わなくなる時に良い
他にも色々学ぶところの多い映画
田村カフカ

田村カフカ