YasuhitoArai

キャット・ピープルの呪いのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

キャット・ピープルの呪い(1944年製作の映画)
3.6
ロバート・ワイズ初監督作品。
ヴァル・リュートン製作。
オリバーとアリスの娘エイミーは空想的で、それゆえ友達が出来なかった。ある日魔女の住む屋敷と言われる屋敷から指輪が投げ出され、エイミーはその指輪に友達が欲しいと願いをかけるが・・・という話。

前作『キャット・ピープル』の続編。夫婦の設定等も前作からの引き継ぎであるが、『キャット・ピープルの呪い』というタイトルとは違って、ホラー要素が薄く、少女が主人公のファンタジー映画という印象。
友達が出来ない少女が、イマジナリー・フレンド=空想上の友達を作るが、家族に理解されない。孤独でさみしい少女の様子が涙を誘う。主人公の少女の顔つきが情を誘って良かった。

階段を上がってくる屋敷の娘のホラー描写と、カメラが部屋のランプを映している間にイマジナリー・フレンドが消える演出が良かった。
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