みおこし

ワンナイト・オブ・ブロードウェイのみおこしのレビュー・感想・評価

3.6
1928年の大みそか、禁酒法が施行されるニューヨーク。致命傷を負ったマフィアのボス、クラブで働く妖艶なショーガールとその恋など、さまざまな境遇の人々の一夜の出来事が綴られていく、グランドホテル形式の1本。

『シカゴ』『キャバレー』『アンタッチャブル』など、この時代を舞台にした作品のほとんど大好きなので、本作もハマるだろうなと思う一方で、皆さんのレビューが低くてちょっと心配していました。でもとにかくメイクや衣装、セットの再現度が高いから没入感が凄まじくて、個人的にはとても楽しめる1本でした!
マット・ディロン、マドンナ、ランディ・クエイド、ジェニファー・グレイ、ルトガー・ハウアーなど、一癖も二癖もある豪華キャストが20年代からそのままタイムスリップしてきたようないで立ちで登場するのが本当に見事。登場人物が多いので状況整理がちょっぴり大変だったけれど、どんどん話が進み、ラストは古き良き時代に誰しも思いを馳せてしまう、小粋なエンディング。
どのエピソードも好きだったけれど、個人的にはルトガー・ハウアー演じるギャングのボスと花売りの女性とのエピソードが好きでした。
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