Jeffrey

蒼風とオブジェ いけばなのJeffreyのレビュー・感想・評価

蒼風とオブジェ いけばな(1956年製作の映画)
2.0
「いけばな」

本作は前作の「北斎」の後に勅使河原が木下監督の助監督につき、映画作家としての経験を積みながら、出版部長も務め一九五六年の冬に撮影した彼の初のカラー作品となる。主に監督の父親である仕事業である生花の起源と歴史、明治以降の発展のあり方などを説明した作風で、とりあえず批判をしているような作風。美学的革命精神が非常に伝わってくる映画でもあるが、個人的にはこのような職に就いたことがないためよくわからない。ただ原案者によるファンタジックな雰囲気になる後半部分はアートフィルムとしてはわりかし好き。あのラストの原子爆弾の描写は印象的だ。あんなオブジェの中からまさか見せてくれるとは観客に…
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