ブタブタ

スタークラッシュのブタブタのレビュー・感想・評価

スタークラッシュ(1978年製作の映画)
3.0
スターウォーズの、見てないのに作っちゃったパチモン映画のひとつ。
特撮においてはハッキリ言って和製パチモン・スターウォーズ『宇宙からのメッセージ』よりもはるかに酷い。
主役の男のルックス及び髪型が『アメリカンヒーロー』でお馴染みのウィリアム・カットに
似てて、之は『キャリー』と『スターウォーズ』のオーディションが同時に行われててもしかするとルークがウィリアム・カットだったら、こんな感じだったのかもしれない?(変な日本語)
しかし寧ろスターウォーズのパチモンというよりも5.60年代にヨーロッパを中心に勃興したアダルト・コミック、グラフィック・ノベルや『バーバレラ』に代表されるパルプSFや其れを原作とする大人向けのコミックを映像化した様な感じの方が強い。
『O嬢の物語』のグラフィック・ノベル化でも知られるイタリアのBD作家グイド・クレパックスの代表作『バレンティーナ』等のエロチックでサイケデリックなコミックの世界、そのチープで安っぽいデザイン・美術が実にレトロSF感でバカバカしくもシュールかつオシャレだと思う(だってスターウォーズ見てないらしいし)
本作がカルト化してるのはやっぱり実質的主人公のキャロライン・マンローさんの「宇宙ビキニ」
今の目で見てもあの格好はすごい。
『コブラ』のドミニクは明らかに本作のキャロライン・マンローさんほぼそのまんまである。
月曜ロードショーで放送した時は『銀河戦争・宇宙巨大戦艦スターシップSOS』という仰々しいタイトルだった。
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