ニカイドウ

マン・オブ・スティールのニカイドウのレビュー・感想・評価

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
5.0
「トイレはどこ?」「隅のバケツに。」
のシーン、『ソウルメイト/七月と安生』でオマージュされてたな。
さて、『マン・オブ・スティール』やけど、これは面白いな!
スーパーマンの設定を上手く使って、リアルなスーパーマン像『マン・オブ・スティール』を作り上げてるように思う。
スーパーマンの『S』にまで理由付いてる。『エル』の紋章が『S』になってるけど、まぁ、それはそれでアメリカらしいし、ストーリーの真ん中辺りでは…なかなか茶目っ気のある演出。笑
そして、脇を固める俳優が有名俳優だらけ。
安心感があるよね。
多少のノーラン味も感じる。デイリー・プラネットの記者ロイスがクラークを探して実家に来たシーンとか。
ロイスの事はNHKのドラマ観てたから、こういう出会いか…。って感慨深かった。ラナもバスのシーンで出てたな。
俺が何より好きなんは、機械と生物が融合したようなクリプトン星の技術。序盤に出てた星の景色とかもやけど、宇宙船も、ゾッド達のスーツもカッコいい!
見た目は機械寄りやねんけど、丸みを帯びたフォルムとか、黒味がかった色とかが金属というよりは生物を感じさせる。
いやいや、なかなか、DCEU1作目も『アイアンマン』に負けず面白いやん!!
クラークが真面目な分、映画自体も真面目なストーリーが合うんやろうし、コミカルな部分が少ない。そのせいか、会話(字幕の文字数)が多いので、集中してないと置いていかれる感じはする。
けど、クラーク自身に真面目ながらも生まれたてのような柔軟性があるので、キャプテン・アメリカみたいに説教臭くない。笑
だから、クラークの選択を、自分も一緒に選んでいくように楽しめる。
正義にも悪にも理由がある。信念がある。選び取った道がある。
ゾッドが元老院に言った、「なぜ殺さないっ!」って言葉が残るよな…。
そんな映画でした。
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