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マン・オブ・スティールのLEOのレビュー・感想・評価

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
3.4
惑星クリプトンで生まれたカル=エルが、地球人に拾われクラーク・ケントとして成長したが、クリプトンでクーデターを起こしたゾッド将軍が現れたことによってその超人パワーを使って地球を守るため立ち上がる。
そしてその闘いを経ることによって、「世界中の情報が集まっている場所で働く」ために地球人クラーク・ケントとしてデイリー・プラネット新聞社に入社するという話。

出生から生い立ち、そしてスーパーマンとして立ち上がると同時に記者としても働き始めるスーパーマン誕生の前日譚だね。

この数年前に『スーパーマン リターンズ』が公開され、「今更またスーパーマン?」と思っていたところにスパイダーマンだのなんだのとリブート作品が次々作られ、リブート作品に食傷気味になってた頃だったんでこの作品観てなかったんですよね。

DC作品はどれもそのヒーローの存在意義とか「正義とはなんぞや」を問うような感じの内容が多くて重苦しいイメージなんですが、本作は素直に面白かったです。
クリプトン星人同士の戦いも旧シリーズとは比べ物にならない迫力。
途中であまりの街の破壊っぷりに「おいおいおい…」と思ってたんですが、これは次の『バットマンvs』への伏線だったんですね。

よくできていると思いました。
が、スーパーマンの胸のマークは地球で言うアルファベットの“S”じゃないとか、あの恥ずかしい格好の全身スーツの秘密とか、バットマンでも何でもSFをやたら理屈でゴテゴテ固めて語る最近の風潮ってイマイチ引くんだよね。

弾よりも速く
力は機関車よりも強く
高いビルもひとっ飛び!

のスーパーマンはもういないんだな。
まぁ機関車がもうねぇしなw
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