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渇きのodyssのレビュー・感想・評価

渇き(2009年製作の映画)
1.5
【趣味が悪い】

吸血鬼の映画だからと言って、やたら流血シーンを出せばいいってもんじゃないんだよ。吸血鬼の映画だからこそ、ファッショナブルに品位をこめて作らなきゃならないんだ。
韓国映画の欠点である下品さが、モロに出てしまっている・・・!

主人公が神父である必然性があるのか? 主人公は惚れた女(それも人妻)に手を出すのに躊躇していないんだが、これで神父なのか?

義母が目で信号を送るシーンは『潜水服は蝶の夢を見る』の、さかのぼれば『モンテ・クリスト伯』のマネ。

筋書きは締まりがないし、脚本も行き当たりばったり。流血シーンの多さだけでなく、そこんとこが見ていて退屈であり苦痛でもあった。

この映画で唯一いいところは、ヒロインのキム・オクビンだ。彼女の愛らしさと、ちゃんと脱いで大胆なシーンもこなしている点だけが、評価できる。彼女の今後に期待!
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