まほろば

12人の怒れる男 評決の行方のまほろばのレビュー・感想・評価

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)
4.5
ヘンリー・フォンダ主演のリメイク作品。

個人的には一人一人の人物描写がこちらの方が丁寧で心に沁みた。

主演のジャック・レモンの相手を裁くのではなくまず理解しようとする人道的姿勢、ひたすら真実を探究しようとする情熱に周りの人々の偏見や思い込みが浮き彫りになっていく過程が本当におもしろい。

自分の思い込みを排除して、忍耐強く相手を理解していくとはどういうことなのかを学ぶことができる。

また、人を盲目的に裁こうとする者は、実のところ自分のことを徹底的に裁き続け、痛めつけているのだと、この映画は教えてくれる。
まほろば

まほろば