全体的な雰囲気は凄く好き。
白い精液、赤い唇、エメラルド
マドレーヌが語る言葉が美しい。
気になったのはオープニングのモノクロ映像で女性たちがマスカラをつけているのがハッキリ見えたこと。
調べてみたらマスカラは1913年に薬剤師のトーマス・L・ウィリアムスなる人物が妹の恋を応援する為に考案したとか。
この話は1899年から始まるから時代的に合わないね。ま、細かいこと気にしすぎか。
娼館の隠微な雰囲気や娼婦達が交わす下ネタな愚痴も大好き。
色んな女性の人生を覗き見している気持ちになれて楽しい。
緊縛プレイはやっぱ相手がサイコパスだと怖いよな。
シャンパン好きだけどシャンパン風呂は無理。お腹冷えてバスタブの中で失禁しそう。沸かしてあるなら入ってみたいけど。
人形プレイwヘンタイは奥が深いwww色々されても反応しちゃダメなの辛そうwww
偽物ゲイシャのデタラメ日本語プレイ、タモリの四ヵ国語麻雀を思い出したw
娼館の暗さと真逆のピクニックのシーンの眩さが上手い。皆んな白い服を着て印象派の絵画の中の人物のようで可愛い。
高級娼館だからこそ娼婦達のドレスも豪華だし顧客も裕福層。
なので客もただ女を抱くだけでなく、まずはホールで酒を愉しみ女を選ぶ。
ここは潤沢な資金がある男だけが遊べる社交場なのだ。
ラスト近くバラの花びらがヒラリと落ちて娼館の終わりを告げる。それは古き良き時代の終わりでもあった。
時は流れ現代、
麗しき娼館は消え、街には立ちんぼと呼ばれる安い娼婦達が道端で客を引く。
途中流れるロックミュージックはこの映画には合わなくて違和感。
あれはエンドロールだけで良かった。
絵画を眺める様に楽しめる映画でした。