OASIS

メゾン ある娼館の記憶のOASISのネタバレレビュー・内容・結末

メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

1900年のパリ、高級娼館で働く新人・ベテラン娼婦の日常を描く。
娼婦が主役だからといって全編がエロいのかというと全くそんなことはなく、もちろんヌードは多めなのだがそれがごく自然に風景に溶け込んでいるというか彼女らもあっけらかんとしているからか淫靡さは無い。

そこにあるのは仲間というか同僚同士の共同生活で、生活する為の娼婦の仕事でもあるし、娼婦として働いているから当たり前の様に綺麗な服も着られてシャンパン等のお酒も楽しめたりする訳で。
マダムに借金があるから真の自由というものは手に入らないのは彼女らもわかっているが、そんな中でも働き続ける彼女らの芯の強さが健気。
お客の取り合いに切磋琢磨というギスギスした雰囲気ではなく、皆でピクニックに行き裸で湖に飛び込んだりと無邪気な関係性に美しさすら感じてしまった。
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