ま

メゾン ある娼館の記憶のまのレビュー・感想・評価

メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)
3.6
1900年頃のヨーロッパの高級娼館の話。

客は格式のある大物、館を経営するマダムの目は厳しい、様々な事情を抱えた女性たちが"娼婦"として男の相手をする。

オッパイがいっぱい、綺麗な女性のヌードを堪能と官能的な作品だけどそれ以上に"芸術性"が高く視覚的な要素とは裏腹にエロ一辺倒ではないので女性でも見やすい作り。実際それほど絡みシーンなどは思ったほどない。

娼館で働く女の子たちのたわいもない会話、生活する姿等リアリティがあり、体一つで商売し汚い世界をたくさん見ていながらも明るく純粋な姿に好感が持てた。彼女たちが着る華やかなドレスや館の雰囲気などもお洒落で趣深い。

男たちの好みや性的趣向も様々でそれに応えるべく"商売"する姿もプロっぽかった。ヨーロッパの人が着物を着て日本語を話す「日本プレー」はなんだか新しいというか新鮮だった。

刺激的な映像と官能美が巧く融合した作品でした。エロ映画だろと敬遠してる人は勿体ない。
ま