なんとも言えない味わいのある映画。
街中で銃乱射事件が発生。犯人は即逮捕。
護送車の中で他受刑者に半殺しにされた彼は犯行を否定してある男を呼んだ。
彼の名はジャックリーチャー…
正体の定まらない謎の男（がっつりトムクルーズ）リーチャーが女性弁護士と事件の真相に迫る。
はじめ見た時の印象は『中の上』
良質な映画ではあるけどアクションも
泥臭いし、全体的に地味な雰囲気がある。
けど不思議と見返したくなって気付けば、ギャグともつかないトムクルーズのヌードシーンや警察とのカーアクションの渋みに惚れ込んでしまった。
地味だけど良きです。ぜひ
警察でもなく軍人でもない元特殊部隊上がりの荒くれ者…という設定はよくありますがアクションに振り切らず、探偵のように並外れた洞察眼と記憶力で事件の真相に一人でたどり着いてしまうさまが魅力的です。
探偵モノはけっこう我を通すキャラが多くてそこに憧れるのですが…彼は行きすぎてギャグの領域に入っちゃってるのがたのしいところ(´∀｀)笑
思い返せば、これだけ静謐な絵作りなのにけっこうポップに仕上がってるバランスはもしかしたらヒロインのロザムンドパイクさんの功績かも。トムクルーズは勿論のことだけど、彼女の表情がユーモラスで真面目なシーンでもちょっと可笑しい。
