やん

キャリーのやんのレビュー・感想・評価

キャリー(2013年製作の映画)
2.0
「美少女が血だらけになる映画はそれだけで1800円払う価値はあるし、十分お腹いっぱい」と思っているが、いくらそんな私でも、普段はクロエちゃん出演作品にメチャメチャ寛容な俺でもコレはちょっと無理。酷すぎる。再映画化するにあたって制作側は何を考えたのだろう。S・キングが書いた「キャリー」の本質、作品の核心を全く理解してないんではなかろうか。オリジナルも未見で、このリメイクをこれから観る人もいるだろうから詳しくは触れないが、自らの能力に気づきその能力を使いこなせてる時点で、本作の核心であるクライマックスの大惨事におけるカタルシスや恐怖そして悲しみは無い。単に虐められていた子が怒り狂って自らの特殊能力を使って暴れているようにしか見えんのです。もうその時点で「キャリー」である必要はないんだよね。リメイクである必要が全くない。珍しく前売りを買ったくらいクロエ版のキャリーを楽しみにしていただけに相当ガッカリ。まぁでもなんだかんだ言って、とりあえず頭から血を被った血みどろのクロエちゃんは最高に美しかった。その画が観れただけでも良しとする。
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