はやしゃん

キャリーのはやしゃんのネタバレレビュー・内容・結末

キャリー(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャリーのリメイク。

キャリーだと思って観ると違和感を覚えるかもしれないけど、個人的にはこのバージョンが一番好き。

前の2作と比べてだいぶ違って美少女超能力者モノのキャリー。

まず、キャリーが最高に可愛すぎる。
前のように不気味でいじめられてた感じがあまりしない。でもいじめられてたのは確か。

経血をべっとりつけられた子が最初にブチギレる。自然。
先生はつけられてるのに着替えずにそのままにしてて若干不自然。

宗教にハマってるママに対して聖書を根拠に反論してるのが前作と違って新しい。

いじめ方がネットにアップとか、酷すぎ。
過去のやつは結果的にみんな死ぬのはやりすぎ感あったけど、今回のはキャリーに同情しちゃう。

キャリーが念力をめっちゃ前向きに練習してる。なんなら、使いこなしてる。
豚の血をかけられた後も目をひん剥くだけではなく、使いこなしてて無茶苦茶かっこいい。
ちゃんとトミーが倒れてしまったことにも気付いてる描写がある。
にしても、この時のキャリーのラスボス感が半端ない。
クリスを狙って追うところもすごく好き。
クリスの死に方(フロントガラスぶち破りからの爆死)も結構好き。

ママは自傷癖のある仕立て屋さんで、近所の人とも良好に会話をできる。
でも、自傷癖の設定はあまり活きてなかった。
キャリーの力に昔から気づいていて悪魔だと思ってたんかな。

クリスがただの性悪。スクールカースト上位感もないしあんまり美人感がない。

と言う感じで今までのキャリーを見た人には賛否両論あるとは思うけど、すごい好き。

でも、キャリーママとのやりとりのセリフの訳がなー。
I can see your dirty pillows.
Breasts.
のとこ、
「谷間が出てるわ。」
「胸よ。」
って、ちょっとどうなの?
谷間って言ったら明らかに胸のことだし、噛み合ってないよね。
まぁ、前作ほどママが性的なものを毛嫌いしている描写がないから
「汚い枕が出てるわ。」
「胸よ。」
だと伝わらないって考えたのかもしれないけどさ。
翻訳の人はもう少し考えて欲しいよね。
子供の時にお隣さんと話すシーンをカットしてるからなおさら伝わりづらい感じかも。

原作版のエンディングでも日本版のエンディングでもどっちでもいいけど、日本版は綺麗に終わらせたかったんだなって感じが強い。
でも、なんで日本劇場公開版だけ変えたんやろ。
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