ガリガリ亭カリカリ

キャリーのガリガリ亭カリカリのレビュー・感想・評価

キャリー(2013年製作の映画)
1.5
キャリー・ホワイトにクロエちゃんをキャスティングするなんてどーかしている!!

可愛すぎるじゃないか、ということもあるが、たとえばプロムでの覚醒にしたって、もはやキャリーがドラゴンボールのような強さで活躍し、眉間に皺を寄せて明確に怒った表情もしてしまっている、そういった演出が最悪。あそこは絶望によって無表情で皆殺しにしていくのが怖いのに。

めちゃくちゃ怒っている時、めちゃくちゃ絶望している時に、めちゃくちゃ怒った顔やめちゃくちゃ絶望した顔を演出してはならない。ホラーを舐めていなければ、そういうことはしない。

『キャリー』のリメイクにおいて、キャリーと母ちゃん以外のキャラクターたちを全く魅力的に描けていないのも言語道断。

バトル漫画における超能力娘の覚醒みたいなショボさに泣きそうになりつつ、原作通りに街が壊滅したり、ジュリアン・ムーアだけが全く作品の空気を読まずに暴れていて、そこだけは楽しく観た。