おこのみやき

華麗なるギャツビーのおこのみやきのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
3.6
バズ・ラーマンの作る映画は「一本丸ごとフラッシュバック」みたいな演出が特徴だと思っているが、ギャツビーの世界観と語り方にはその演出が合っていた。ただ、映像が現代的すぎて時代観が掴みづらいというのは、やはりある。
J・ギャツビーの狂気みたいなものがどんどん顕になって、それに比例するようにデイジーが冷静さを取り戻していくさまはよくあらわれていた。

舞台版ではギャツビーもデイジーも割と冷静にお互いを愛していたが、デイジーが子供のことを捨てきれず、それを理解しているギャツビーが罪を被るという筋書きだったのだが、それってかなり美化された内容になっていたんだなと気づいた。