MasahideYoshida

華麗なるギャツビーのMasahideYoshidaのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
2.5
2013年公開
監督 : バズ・ラーマン
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栄華を極めた大富豪が、ひとりの女性への想いで身勝手な暴走をしていくお話。

お金の限界を描いた作品。信じられないくらいなんでもかなうような大富豪がどんどん、自分の感情をコントロールできなかったがために落ちぶれていく姿がとても哀しい。いくらお金を積んだところで、人の愛は買えないということで、そこまでは彼は気づいてちゃんと人間として頑張ろうとしたんだけど、何よりお金で買えないのは、「理性」ということなんじゃないでしょうか。当時のNYの大富豪の身勝手さを象徴したような作品でした。養老孟司の名言「お金を稼ぐのに教養はいらないが、お金の使い方には教養がいる」を思い出す一本。

ディカプリオはこういう、自分の感情をコントロールできない役が多いよね。あのキレ顔がそういう役を引き寄せているんだろうか。