武松

華麗なるギャツビーの武松のレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
4.5
原作の大ファンで実写版を観るのはこれが2作目。今作でまず印象的だったのは冒頭、私のお気に入りの、ニックの父がニックへ贈った言葉。原作と少し違うがより内容に対してしっくりくる、簡単に理解のできる表現に変わっていた。
フィッツジェラルドの言葉選びが非常に好きで初めて読んだ洋書もthe great gatsby だった。映画になるとよく原作の緻密な表現を損なわれることがあるが今作はそのようなことはなく内容はもちろん細かい表現、情景までもが原作に忠実で最高だった。(回顧の仕方は異なるが)

主人公ニック役のトビーは私の大好きなスパイダーマンでもかつてピーターパーカーを演じていたが、両方の役ともに絶妙な冴えない感じの演技が最高。
デイジーは最初、イメージと違うしそんな綺麗じゃないなと思ったけど観ているうちにこれもありだなってなってきた。
そしてレオナルドディカプリオ。天才的な演技でかっこよすぎる。一つ一つの言葉が原作と同様にスプレンディッド。

英語は非常に聞き取りやすく勉強になる。原作だとどうしても古めかしい表現になっているので少し難しいと感じたが映画ではそんなことはなかった。
武松

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