ダイアー教授

ザ・レイドのダイアー教授のレビュー・感想・評価

ザ・レイド(2011年製作の映画)
4.5
題:格闘映画の傑作
監督・脚本:ギャレス・エヴァンス
音楽:マイク・シノダ(Linkin Park)
出演:イコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアン

すげえ映画。

舞台は高層マンション…いや、高層ボロアパート。
マフィアの巣…魔の巣です。
床をぶち抜いて下の階に移動したり、吹き抜けから上の階によじ登ったり、
外からスナイパーが屋内にいるSWATを狙ったりと、
高層という舞台が見事に活かされていると感じました。

雑魚キャラのチンピラたちが倒しても倒しても、わらわらと湧いてくる。
“バイオハザード的”です。

悪い奴らがコワくて強くて魅力的。
マチェーテ部隊のリーダーは完全に眼がイってます。
隊長たちが便所に追い詰められるシーンはめちゃくちゃコワかったです。

ボスの片腕、マッド・ドッグが強い。
痩せっぽちのチビだが動きが俊敏でめちゃくちゃタフ。
拳銃を棄てて、
「こうじゃなきゃ、オレは燃えないんだよ」
と隊長にステゴロを挑むシーン、めちゃくちゃカッコよかったです。

本作、話は二の次(つぎ)、三の次。ストーリーはあってないようなもの。
もしかしたら、アクション映画にもストーリーはあまり関係ないのかも知れない、
体技とスタントで表現すればいいのだと思いました。