すがり

ザ・レイドのすがりのレビュー・感想・評価

ザ・レイド(2011年製作の映画)
4.7
大好き。

格闘映画でこれほどに好きな映画は無い。
見たいものが完全な形で隅々まで観てられる本当に心の底の底から最高の一本。

血がね、出るから、そういうのが苦手な人には難しいけれど、それが大丈夫なら絶対に外さないでほしい。

私は同じ映画って短い間隔では観られないんです。
何度も観たいほど気に入った映画って自分に染み込み過ぎちゃうから、心身の体力がもたない事があるんです。

その中で、ほんの数本だけ短い間隔で観られる映画があって、これはその内の一本。
同じ映画を観た回数としては一番多いかもしれません。
染み込んで気持ち良くなってもすぐ抜けちゃうんですよね。麻薬、完全に麻薬です。

何がそんなに好きかって、これは全身全霊で相手を打ち倒すために戦ってるんです。
勝ち負けの綺麗さなんて二の次、考えない、戦う。
ただただ相手の命を奪うために、目的のため、自分が生き残るために。
文字通り全力で戦うその姿に私の中の男児が沸騰してくるのです。

舞台も最高だよね。
中央吹き抜け、囲むは四角い廊下の集合住宅。
四方八方全てに敵。
まさにちぎってはなげちぎってはなげ……。
全員常に叫んでるのも最高にハイ。
何回観ても気づけば前のめり。

この熱量。スピード。行動不能への豊富な追い込み方。
何をとっても最高以外の感想が出てこない。

主人公無双ではあるけれど、それを納得させて興奮へと導いてくれる敵さんたちの強さも素敵。
敵さんにも幹部みたいのが居てね、みんな大好きヤヤン・ルヒアンなんだけど、彼じゃないただのモブだってめちゃめちゃ強い。
おかげで主人公の強さが映える映える。

それでも主人公、満身創痍。
そんなに全力でボロボロになりながらもみせてくれる圧倒的なアクション。
もう、もう…本当に最高。

ここから先書いても本当と最高しか出てこないと思う。
ザ・レイドやりすぎて脳味噌やられちゃってるしさ。
体が震えてきてるからそろそろキメてこないといけないね。

続編もあるけどそっちはお好みで。
すがり

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