ゴン吉

ひまわりと子犬の7日間のゴン吉のレビュー・感想・評価

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)
4.0
犬の親子と保健所職員の交流を描いたヒューマンドラマ。
原案は、山下由美のドキュメンタリー小説で宮崎県で起きた実話をもとにした作品。
主演は堺雅人、ヒロインは中谷美紀、子役を近藤里沙と藤本哉汰が演じる。  

二人の子を持つ父子家庭で保健所に勤める神崎彰司(堺雅人)たちが、野良犬の母犬と生後間もない3匹の子犬を保護する。
収容施設での犬の保護期間は7日で、それまでに引き取り手がないと殺処分される。
引き取りには犬が人に噛みつかないことが条件。
しかし母犬は子犬を守るために人間に対して攻撃的。
神崎は、母犬と信頼を築いて里親を見つけるために収容施設に泊まり込んで寝食をもとにして世話をするが……  

ワンコと人間の信頼と心の交流を描いた作品で、終盤はお決まりの涙です。
人間の都合によって運命が翻弄させられるワンコたち。
「人間と同じように どんな動物にも それまで生きてきた歴史があり物語がある それを想像することが出来れば きっと心は通じ合える」
人間もワンコも同じですね。
行政も飼い主任せにするのではなく、予め飼い主に保証金を払わせるなど抜本的な対策が必要ではと思います。
ワンコの眼差しが心に刺さる作品です。
「最高の家族やろ!」 

2022.9 地上波・テレ東で鑑賞(午後ロード)
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