パピヨン

ひまわりと子犬の7日間のパピヨンのレビュー・感想・評価

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)
3.8
監督の平松恵美子は、山田洋次監督の助監督·脚本家を経て、本作品で監督デビューだそうで、この後「あの日のオルガン」を撮ってますが未見です。
主演の堺雅人の映画と言えば、「南極料理人」「ゴールデンスランバー」「武士の家計簿」「鍵泥棒のメソッド」ですね自分は。
本作品は、宮崎県中央保健所で起こった実話がもとネタだそうで、農家を営む老夫婦に飼われていた子犬か野良犬となってしまいます。方や、閉鎖された動物園から保健所に転勤させられた彰司(堺雅人)は、犬の殺処分の仕事を自分なりにこなしていました。そんな野良犬と彰司がその状況下で交差するのですが····。
日本の狂っている現状の一つがここにあって、映画界としてもとことん突き詰めて欲しい題材ですね。観ている側が悲惨な内容に集中出来るクオリティでした。この安定感は山田洋次監督の秘蔵っ子たる由縁でしょうか。
若林正恭(オードリー)はナチュラルな表現力があり、自分はとても期待していたのでもっと演者として頑張って欲しいのですが。
パピヨン

パピヨン