このレビューはネタバレを含みます
東京物語のオマージュ
カットのうつり変わり、画角、風景、人物の話すスピード、セリフ
設定は多少違えどオマージュされているところだらけでリスペクトを感じた
でも全てを何もかもを真似て作っている印象は無いと感じたのが凄みを感じた
現代の人間的な価値観や考え方に寄せているようにも感じて、そのように感じるところが随所に落とし込まれていて凄かった
母さん死んじゃったの後の妻夫木さんの芝居が凄すぎた
この作品も人間は利己的だと描かれている部分が多くあったが、紀子が実際に愚痴を吐いている描写があることによって、より形見を貰うシーンが印象深くて強調されていたように感じる
東京物語の方がより、ネチっとした人間くささというか、過激さがあったようにも感じた
そこに対しての両親の反応は薄かったように感じるが、
この東京家族では、そのネチっとした印象はそこまで無いものの、両親の表情やセリフがよりリアリティを生み出しているように感じた
あくまで個人の感じ方のレベルです
何かそれがこの作品が全て真似ているわけではなくオマージュと感じる部分であった
