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LOOPER/ルーパーのyabのレビュー・感想・評価

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
4.6
想定は非常に面白い、単なるタイムトラペルではない。30年後の未来の人間が、30年前の世界に戻って悪の権化を探って抹殺するのは、よくあるストーリーだけど、子供が元凶だと言うのが恐ろしい発想だった。最後のやりとりが耳に残る。
「息子のために死ぬ母親」「妻のために殺す男」「怒れる孤独な子」「彼の前に広がる悪への道」「繰り返される悲劇」これらの少ないセリフが最後の終結を示し、その後の世の悪の繁栄を許してしまった人の弱さを予言している。中々面白い映画だったと思う。
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