このレビューはネタバレを含みます
サーモンプロジェクトとラブロマンスが同時進行していくが、ロマンスしてる2人がお互い恋人や妻がいる上での恋愛なので何やら少しモヤっとしてしまう。
恋人を一途に想い戦地から生還を遂げたのに他の男に取られた挙句政治家のプロパガンダに利用された彼氏が一番の被害者である。可哀想。なのに物分かりよく身を引いていく。なんてできた男だ。
同じ目的を持って長時間一緒にいたら恋が芽生えるのは仕方ないけど、もっと早くから妻との関係を修復しなきゃいけなかったのにそれを疎かにしていたわけだからこの先この2人は本当に大丈夫なのか心配になる。
ラブロマンスとしては運命の恋感というか、どうしてもこの人じゃなきゃダメみたいな固い結びつきは感じないのであくまでもサーモンプロジェクトを盛り上げるサブ的要素としてラブがある感じかな。
サーモンプロジェクトの方は現地の人の妨害以外はかなりサクサク進むのでストレス無く観れる。そこが物足りない人もいそうだが。
シャイフの語る夢やメッセージがこの映画の伝えたいところなんじゃないかなーと観ていて思った。
とにかくこのシャイフが現実離れした理想的存在として描かれていて、彼の思想や行動がこの映画の肝なんだろうなと。
という感想を抱いたのだが、Wikipediaを見たらラブロマンス映画と書いてあった。ロマンスの方がメインだったのか😮
