なっすん

アイアンマン3のなっすんのレビュー・感想・評価

アイアンマン3(2013年製作の映画)
3.7
―たとえ家を奪われても
 おもちゃを全部奪われても‥‥
  これだけは変わらない
       僕はアイアンマンだ―


【あらすじ】
2012年、アベンジャーズとチタウリ軍団のニューヨーク決戦から数か月後、トニーは不眠症とパニック障害に悩まされていた。
そんなとき、過去にトニーが誘いを断ったAIMのキリアンがスタークインダストリーズのペッパーへある商談を持ちかけていた。同時期、テロ組織テンリングスのマンダリンによる不可解な爆発事件も発生してしまう。
事故に巻き込まれたハッピーの敵を打つためにマンダリンへ宣戦布告するトニーだったが、その後トニーの自宅は襲撃を受けてしまった。
AIM、マンダリン、パニック障害と相次ぐトラブルのなかアイアンマンシリーズ最終章が幕を開ける――

◆◆◆◆

ファルコン&ウィンターソルジャーも折り返しに入り、ますます目の離せない状況のなか、2021年MCUマラソンはフェイズ2へ。

アイアンマン完結編ということで、1.2からトニーを狙う因縁のテンリングスが立ちはだかる事となるが、この度現れるテンリングスはキリアンの演出だったというまさかの展開。今後公開予定の“シャンチー”で全貌が明らかになるのか楽しみなところ。

アーマー依存症という設定を利用して登場する多数のアイアンマンスーツは、少年心を掻き立てられ興奮するような演出。マーク42の金ぴかなデザインもかっこいいけど、大大集結時にメインを飾ったマーク17“ハートブレイカー”がかっこいいんですよねぇ。ユニビーム特化型ということで胸の強化をされたデザインも素敵。
また、今回は映画オリということでローディが使用したが、原作ではノーマンオズボーンがまとう“アイアンパトリオット”のスーツもかっこいい。映画向けアレンジされ、これはヒーローらしいデザインだと感心した。

今回の相棒となる少年“ハーレイ”。少し小生意気だけど年齢に見合わない機転の利かせ方、次世代のトニーを連想させる科学オタクっぷりなど、新キャラとして十分すぎる活躍をみせてくれた。今後のMCUでハーレイがメインキャラに昇格することを期待しています。

アイアンマン1の“I am IRONMAN”で全てが始まったトニースタークの物語。締めもしっかり、同台詞を放ち幕を閉じてくれたアイアンマン3。感無量です。この言葉が今後のMCUでも再び、しかも今以上の衝撃で放たれるとはだれも思わなかったろう。
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