がくさん

アイアンマン3のがくさんのネタバレレビュー・内容・結末

アイアンマン3(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

MCUシリーズ第7作
そしてアイアンマン単品作品としてのナンバリングは第3作となります(アベンジャーズ抜きではこの話は語れないので実質4作目という扱いではありますが)

アベンジャーズの一件以降、PTSDに苦しむトニーがエクストリミスという技術を携えた強敵マンダリンに立ち向かうという内容です

明らかに前2作に比べると作りが暗いです
トニー自体が病んでることもありますが話の内容も暗い題材を扱っています
今作のトニーはとにかく不安定なので今までの飄々としたイメージからは少し離れ、シリアスな一面が目立ちます
なので前2作の雰囲気目当てで観る方は注意が必要です

その不安定さが功を奏して大量のアーマーが作られるわけですがラストのホームパーティプロトコルは圧巻です
視聴者側の不満が溜まっているところであの展開はカタルシスを感じずにはいられません

今までの作品ではゆっくりMk.7まで作り上げてきたのに対し今作ではMk.42まで完成しています
不眠の天才おそろしや

そしてアーマーを次から次へと装着しマンダリンに立ち向かう闘い方もアイアンマンならでは
スパイダーマンなどとはまた違う爽快感があります、本当数秒しか活躍しないでお釈迦になるアーマーもちらほら。でも本当に多種多様なアーマーが出てくるので楽しいです
特に末っ子Mk.42は新要素の「飛んでくるアーマー」というハイテクっぷりです
どことなく頼りなくて愛嬌があるのもギャップがあって良いですね
クライマックスの緊張感MAXのシーンでも笑わせてくれます

また今作はアーマーを着ない生身のトニーのアクションも目立ちます
アーマーに頼らずとも戦えるトニーに熱い気持ちにさせられます

そしてアベンジャーズでは登場すらしなかったローディも今作では活躍します
ローディがいるとトニーのボケが冴えますね

不満なのはペッパーのことかなぁ
なんか不憫です
身体弄られてエクストリミスの能力持ちになって個人的には凄いショックだったのですがなんかラストであんなあっさり解決しちゃうし
そこだけは話の内容が急にチープになった気がしてなりませんでした

トニーのリアクターが無事外され、スーツ依存症からも解放され1人の人間に戻る
それと共にトニーは人間として大きく成長する
大きなターニングポイントとしてすっきりとまとめてくれました

ラストのトニーの台詞、何気1作目のラストと同じなんですが、あれはお洒落ですね
1作目観直した時に気がついて感動しました笑

アベンジャーズの知識がないと置いてけぼりを食いますがそこをクリアしているならばかなりの良作です
是非ご覧あれ
がくさん

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