たけちゃん

アイアンマン3のたけちゃんのレビュー・感想・評価

アイアンマン3(2013年製作の映画)
4.2
人は自ら悪夢を作り出す!


シェーン・ブラック監督 2013年製作
主演ロバート・ダウニーJr


シリーズ「映画で振り返る平成時代」
今回は平成25年(2013)です。

だんだん最近の話になってきたので、特に書くことが無くなってきました(笑)
東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まったのがこの年でしたね。随分先に思ったけど、来年とは時の過ぎるのは早いもんです。

あと、この年のマイブームは「あまちゃん」ですかね。
元々、朝ドラは好きで、気に入った話はよく見てますよ。今期の「なつぞら」は大のお気に入りで、朝が毎日楽しみで( ˘ ˘ )ウンウン

そんな感じが「あまちゃん」の時にもありましたね。ファンブックやサントラ盤なんかも買ったもんなぁ(ˆωˆ )フフフ…
能年玲奈ちゃんは今見てもとても良い( ˘ ˘ )ウンウン
再度活躍の場が与えられるのを待っています。


その平成25年、映画はと言うとジブリの「風立ちぬ」が公開され、大ヒットしました。相変わらず、国内ではアニメばかりで、ベストテンに入った洋画は「モンスターズ・ユニバーシティ」「レ・ミゼラブル」、そして「テッド」でした。
そう考えると、「テッド」凄いよね( ¯−¯ )フッ



さて、映画です。
今回、僕が選んだのは「アイアンマン3」、MCUの7作品目で、フェイズⅡの第1作となります。
世界興行収入は第2位なのに、日本では前作「アベンジャーズ」よりも下がって、ベストテンにも入らない。やっぱりそれが現実(> <。)


今回は、少しフェイズのことと、「インフィニティ・サーガ」について語ります。
なので、いつもながら、「エンドゲーム」や他のMCU作品のネタバレがあるので、読みたくない方はここまでで(^-^)






【MCUのフェイズとは】
このフェイズって言葉、最初は使われていませんでした。記憶が曖昧なんだけど、「アベンジャーズ」以降だと思うんですよね。
で、「アベンジャーズ」までがフェイズⅠで、この「アイアンマン3」よりフェイズⅡに入ります、的な発表があったような無かったような(笑)

でもさぁ、あんまり、このフェイズには意味が無いのかも、と思うところがあるんですよね。
なんか、縛りもいい加減だし。

でも、今回は無理にでも考えましょう!

僕の中での「フェイズⅠ」は、アベンジャーズのオリメン紹介時期だと思っています。この時期までに登場したアベンジャーズメンバーで、サノスの指パッチンで消えた人、いないんですよ。
どこまでもフェイズⅠ~Ⅲまでのフェイズは、オリジナル・アベンジャーズのストーリーだったと言えると思うんですよね。

なので、EGでオリメン全員が残れなかったことにより、次のフェイズは新たな段階に入るのだと思います。


じゃあ、フェイズⅡはと言うと、「インフィニティ・ストーン」紹介時期。
インフィニティ・ストーン自体は「マイティ・ソー」で初めてスクリーンに登場し、「キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ」でマクガフィンともなりましたが、まだ、全く説明されていなかった。

それが「インフィニティ・ストーン」が6つあり、その名の元に集められる話は「マイティ・ソー ダーク・ワールド」のコレクターのセリフから判明したんでしたね。
「4次元キューブ」「セプター」「エーテル」「オーブ」がフェイズⅡまでに登場しました。


そして、「フェイズⅢ」は、黒幕サノスとの戦いと、次のアベンジャーズへの布石の時期。
「エイジ・オブ・ウルトロン」のラストで、いよいよガントレットを手にしたサノスの姿が現れ、インフィニティ・ウォーの準備が始まる。

そのために、さらなる仲間が集められ、そして、袂を分かっていくのが、このフェイズⅢです。
それで、このフェイズⅠ~Ⅲを「インフィニティ・サーガ」と呼ぶんですね。


僕は、次の「フェイズIV」って、オリメンが去った後の次なるアベンジャーズの登場と、新たな敵がやってくると思っていて、その鍵を握るのがスパイダーマンだと思うんですよね。来月公開される「ファー・フロム・ホーム」は、アイアンマンからスパイダーマンへの魂の継承作品になると思ってます。どうかなぁ。
まぁ、真相は座して待ちましょう( ˘ ˘ )ウンウン



さてさて、この「アイアンマン3」のことも語らないとね。
今作は、「アベンジャーズ」のニューヨーク決戦から7ヶ月後が描かれています。トニーはPTSDというか、スーツ依存性にかかっていますね。


僕は前観た時はピンと来なかったんだけど、今作って、トニーが本当にヒーローに、アイアンマンになれるか、それが問われたストーリーでした。

「スパイダーマン ホームカミング」で、ト二ーは、ピーターがスーツが無いと戦えない的な発言をした時に、スーツが無ければヒーローになれないなら、スーツを着る資格がない!と、突き放しますよね。
まさに、今作のトニーがそうでした。

MK42が上手く機能せず、生身で、トニー・スタークとして戦うことが多かった今作。
実は、公開時には、アイアンマンがダメダメで、つまらんと思っちゃいましたよ。
でも、そうではなく、スーツが無くても戦わなくちゃいけない時があり、その覚悟があるかを問われたんですよね。
すると、トニーは「無ければ別のを作ればよい」とのアドバイスに目が開け、ホームセンターでDIYするんです。まさに、天才トニー・スターク。
あまりの無敵ぶりはご愛嬌ですが、この覚悟のおかげで、エンドゲームのラストのチョイスがあったと思いました。そして、それをピーターにも伝えたかった。
今作の重要性はそこだったんですね( •̀ω•́ )و✧


あと、三部作の締めくくりとして、ホー・インセンが登場!
覚えてます?
ホーは「アイアンマン」の1作目でトニーの心臓を治した人ですよ。命の恩人!


今作のヴィランは、アルドリッチ・キリアン。
あのウィップラッシュも影でサポートしてました。
演じるのはガイ・ピアース。
AIM(Advanced Idea Mechanics)の社長で、やはり天才です。
これもスーパーソルジャー計画の亜種。

トニーとキリアンは似てるんです。
でも、どこかで道を踏み外した。
そこが今作の主題でもありますよ。


マンダリン役のベン・キングズレーは面白い役回りでしたね。お気に入りでした(ˆωˆ )フフフ…


また、今回ウォーマシンは色を星条旗カラーに塗り替えアイアン・パトリオットと名を変えて登場。ダサい!(笑)
でもさぁ、ウォーマシンが、誰でも扱えるのは、問題だよね。


そして、重要なのがトニーを助けてくれる少年ハーレーです。
エンドゲームのラストシーンの葬儀場面で、僕が1人だけ分からなかった人物がいたんです。
中盤以降のイケメンの青年。
これ、誰だろうとずっと考えて、気づきました。
あの扱いを見て、また出るんだと思いましたよね。
ひょっとすると、スパイダーマンをメカニック的に支える人物になるかもね( ˘ ˘ )ウンウン



少し語りすぎました(笑)
残るMCUは「シビル・ウォー」のみ。
そのあとは、ついに「エンドゲーム」を語ります( •̀ω•́ )و✧