寄り道わき道

パフューム ある人殺しの物語の寄り道わき道のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに再視聴🧚‍♀️アランパパが性癖すぎて結婚したい!と言うのは置いといて、ドイツ?映画なのでアメリカ映画とはまた違った良さ。派手ではないけれど華やかさもあり美しくこだわりに溢れた作品でした。芸術作品として見た方がいいかも。世界観、音楽、ライティング、色味、何から何まですべてが計算し尽くされた映像美。映像から香りが伝わってくるような。

本当にアランは時代劇が似合うし、「forgive me my son」の所でも思ったけど彼の演技力で作品に深みが増しててさすがすぎますね。

主人公のグルヌイユを演じてるのはRADA出身の俳優さんで、本当に凄い説得力のある迫真の演技で怪演。不気味で気持ち悪い。普通のサスペンスやグロい系よりもなんか恐ろしかったです。

厳格だけど思慮深く愛情深いアランパパ、まるで娘が恋人かのような激愛っぷり…sweet dreams my loveっておやすみのキスしてくれる所がアランオタク死亡ポイントです。あと、特にローラが見つかって安心してるアランパパの笑顔と、教会で犯人見つかったって時の表情や反応が死にそうにいい。悪夢を見たパパの手を娘が握ってくれて、その娘の手をパパが親指でなでなでちょんちょんしてるのエッ。宿屋に逃げてきて鍵閉めた後に一瞬辛そうな表情してるんも本当によい。愛おしさも憎しみも悲しみもアランの細部までこだわった演技!目で表現してくるからね。はい最高。

それはそうと、最愛の娘があんなやばいやつに狙われてたらそりゃ気が気じゃないよね😮‍💨娘ちゃんの涙も美しい…アランの身支度シーンも美しい。そういえばいつもアラン衣装のボタン多くてさ閉めるの大変だねって思いました。

最後の方の尋問のシーン、何言っても虚無顔の狂気を孕んだ主人公にアランパパが困惑しちゃってるのが特にいいです。憎しみをぶつけたってこいつには通用しないのよ。つらいね…。
殺されてるところ発見したパパの絶望と悲しみも見事に演じられていてさすがアランすぎでした。

総まとめ、とりあえずアランのビジュがとんでもなくいいし、内容もとても良かった。好きな人は凄く好きな感じだと思う。

日本語版dvdあり、確かU-NEXTの配信もあり(アマプラもレンタル課金なら)