くろろ

パフューム ある人殺しの物語のくろろのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

機会に恵まれてと言うのか、何回も繰り返し観て『しまった』作品。(多分5.6回)

観る度に面白さが増す感じ。
作品の理解度が上がったせいかな?

最初は兎に角、主人公が苦手で理解も勿論出来ず微妙な気持ち。
でも何度も観てる内に、主人公の虚しさ哀しさなんかが伝わって来たような。

主人公は最初の女性にただ恋をしただけだと思うんだ。
それをわからず、最悪の結果を招いてしまったけど。。。
そしてどんどん道を踏み外して、見当違いの方向へ向かうんだけど。。。

彼に襲いかかる?いくつもの不幸。(トントン拍子で進むのが逆に不幸)
いや、生まれ落ちたコトが不幸なのか?

唯一無二の嗅覚を持ちながら、その自身には匂いがない。
匂い=自己だと感じているであろう主人公は絶望するよね。
愛を求めて、究極の香水を創り上げる。
多くの犠牲を上げながら。

で、有名なシーン。
さながら絵画のようでもある、乱痴気騒ぎ(笑)
親父が「息子よ!!」とか言っちゃうのが面白い。

ラストは最初観た時はえっ?って不満があったが、今ではアレで納得。
ある意味での究極の愛の形かな?

そいや公開当時、叶姉妹がこの映画の批評してて『美しい』とか言ってたので興味持ったなぁ。

長々と書いたが、香水という題材はとても好み。
キライじゃないよ(笑)
くろろ

くろろ