cookie

クラウド アトラスのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

クラウド アトラス(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

まさに“めくるめく”SF超大作✨

次々とスイッチされる時代・場所・設定。たくさんの物がギュウギュウに、しかも流れるように詰め込まれており、壮大なスケールと世界観、張りつめた緊張感にグイグイと惹き込まれる。
約3時間の長さを全く感じさせなかった。

特に好きなのは...
●ベン・ウィショーの悲哀を湛えた表情、音楽、英国の厳かな雰囲気がマッチした、スコットランドの作曲家時代🎼
●コミカルなシーンに唯一心が和んだ、老人たちの逃亡劇🚗

ペ・ドゥナは「空気人形」でもそうだったけど、ああいう役が似合うな〜。
ネオ・ソウルでの違和感あるメイクは、純血種が異星人っぽく進化したせい?とも思ったが、単に東洋人だったようだ😓
凄い特殊メイク技術を随所に見せながら、あそこだけどうしたのかw???

登場人物たちの輪廻転生の中で描かれる人種差別、同性愛への偏見、営利主義など様々な社会問題。
奴隷解放を実現してもまた、クローン人間を生み権利剥奪するという逆行。
生まれ変わるたびに良い人間になっていくわけでもなく、必然のめぐり合わせかと思えばそうとも限らなかったり。
困難を克服しても生存者は一握り。

それでも、次の時代に何かを繋いでいることや、正しい意思を持って行動することで未来が開ける可能性があることを感じさせた。

エンドロールでの種明かしでまた驚きが!
すぐさま顔写真入り相関図をチェックした🔍

めくるめく展開にただただ目を見張り、その衝撃でこのスコアに💫

【notes】
●3人の監督が時代を分けて担当🎬
ウォシャウスキー姉妹
1849年 航海時代
2144年 ネオ・ソウル
2321年 崩壊後
トム・ティクバ
1931年 クラウド・アトラス六重奏(監督自ら作曲。美しいビアノの調べ🎶)
1973年 石油・原発
2012年 老人ホーム
●次の時代へ繋がるアイテム
ボタン、歯、航海日誌、手紙、音楽、小説、映像、供述調書、信仰...
cookie

cookie