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クラウド アトラスのlaszloのネタバレレビュー・内容・結末

クラウド アトラス(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2012年 アメリカ
監督 ラナ&リリーウォシャウスキー姉妹(撮影当時はラナ&アンディ姉弟その前はラリー&アンディ兄弟だったようです) トムティクヴァ

幾つかの物語が時と場所を超えて絡み合う
同じ俳優が何役も演ずることで物語同士の繋がりをより深く関係付けていく
直前にコンピューターと人間の未来を描く映画を観ていたので1度文明が壊れたとはいえ人と人との関係が繋がっていくストーリーには安心させられます
しかしこんなに複雑な物語とは思わず油断して観始めてしまいました
エンドロールで役割の紹介が流された時にあんなところに出て来たあんな役まであの人がと驚きました
作品の半分も理解してなかったことに気付いて先ず人物相関図を頭に入れて再鑑賞しました

物語は6つのパートに分かれています
19世紀末から20世紀を通り抜け現代から近未来そしてもっと先の未来まで描かれます
それぞれがそれぞれの何かを通して繋がっていきます 同じ俳優が演じているから血縁があるわけではありません 同じ性格でもないし同じ役割とは限りません といいながら同じ人物を演じる時もあります 時系列も前後しまくります
どんな物語を誰が演じてどう繋がって行くのかそれは観てからのお楽しみです
複雑なので睡眠不足の日はやめておいた方が良いと思います
繋がって来ると中々面白いと思います


ネタバレメモ
奴隷貿易と解放
弁護士(ジムスタージェス)
クパカ(キースデイヴィッド)
医師(トムハンクス)
岳父ムーア(ヒューゴウィーヴィング)
船長(ジムブロードベント)
牧師(ヒューグラント)
岳父が奴隷貿易をしている青年(弁護士)が代理で奴隷貿易の契約のためアフリカに行く
そこで出会った黒人が帰りの航海で契約金を狙う医師から弁護士を助ける

ゲイの作曲家
作曲家フロビシャー(ベンウィショー)
恋人シックススミス(ジェームスダーシー)
大作曲家ビビアン(ブロードベント)
ビビアンの妻(ハルベリー)
ゲイの作曲家が恋人と別れ大作曲家の元で腕を磨き“クラウドアトラス6重奏曲“を創り上げる
誤って大作曲家を殺害して最後は自殺する

大企業の陰謀
ジャーナリスト ルイサレイ(ハルベリー)
告発を決意した技術者(トムハンクス)
物理学者 シックススミス(ダーシー)
殺し屋(ウィーヴィング)
レコード店店員(ベンウィショー)
父親の戦友(キースデイヴィッド)
原発事故を起こそうとする陰謀の告発を決意した物理学者が偶然出会ったルイサレイに資料を渡す前に原発反対派に暗殺される
原発の技術者は取材に来たルイサレイに運命を感じて告発を決意するが2人とも命を狙われる
父親の戦友の協力を得て窮地を脱したルイサレイはシックススミスの姪と連絡が取れて告発に成功する

囚われた編集者
編集者カベンディッシュ(ブロードベント)
兄(ヒューグラント)
兄の妻?(ベンウィショー)
作家ダーモット(トムハンクス)
女看護士ノークス(ウィーヴィング)
担当する作家のスキャンダルで大儲けした編集者が作家のワル仲間からお金をせびられ兄に泣きつく
やっかい払いで自分の経営する老人ホームに作家を監禁するがみんなで協力して逃げ出す
過去を反省して昔想いを寄せていた女性と人生をやり直す

クローンを奴隷にする未来
クローン少女ソンミ(ペドゥナ)
革命家チャン(スタージェス)
記録官(ダーシー)
クローンを奴隷にする世界でクローン少女ソンミを象徴にして革命を起こそうとする
革命は失敗してソンミは最後に処刑される

文明崩壊後の地球
ザッカリー(トムハンクス)
メロニム(ハルベリー)
オールドジョージー(ウィーヴィング)
アベス(スーザンサランドン)
文明を捨て人喰い人種の襲撃に怯えながら暮らすザッカリーたち
過去の文明を参考に暮らす国から来たメロニムと出会い異星のコロニーとの連絡手段がある近付くことを禁じられた山に行く

最後は地球から脱出して異星のコロニーで仲睦まじく暮らすザッカリーとメロニム
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