オーウェン

クラウド アトラスのオーウェンのレビュー・感想・評価

クラウド アトラス(2012年製作の映画)
3.4
上映時間が3時間弱というのには思わず仰け反るが、構成と役者の演じ分けによって最後まで飽きずに見れたのは確か。

物語が説明できない程ややこしく、大まかには6つの時代が次々絡んでいき、そこでの人物たちが繋がっていく。
原作があるというが、こんがらがること間違いなしの物語をよく整理したものだ。

しかも時系列には進まないし、あちこち時間は飛ぶ。
分かり易いのは6つの時代に6人の役者が姿形や性別を変えて演じてくれるから。
トム・ハンクスやハル・ベリーなど名の知れてる者もいれば、どうみても別人みたいな老人が実はあの人だったなどがクレジットで明かされる。

ただ構成はお見事だが、物語の大まかな目的を叙事詩や輪廻転生などという言葉に濁された感はある。
最後まで見てもこの作品の目的など何だったのかはさっぱり。

ところで監督のウォシャウスキー兄弟がウォシャウスキー姉弟になっていたが、実は兄が性転換して変わったという事実。
こちらの方が物語よりビックリしたんだけど(笑)
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