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私の奴隷になりなさいのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

私の奴隷になりなさい(2012年製作の映画)
3.7
出版社に転職した僕(真山明大)は、清楚さと妖しい魅力をあわせもつ人妻・香奈(壇蜜)にひと目で夢中になった。 再三のアタックも空しく、まったく相手にされなかった彼のもとに、唐突に香奈からのメールが届く。 
「今夜、セックスしましょう」突然なぜ?戸惑いながらも香奈と一夜を共にし、彼女との快楽に飲み込まれていく僕。 
そして、招かれた香奈の家で、僕は不審なDVDを発見する。 そこには、香奈の衝撃の秘密が映し出されていた―。 
サタミシュウ原作のシリーズ第1作。
爽やかなルックスと如才なさで女の子を食ってきた主人公が、ある人妻との関係で禁断の世界に踏み込んでいくというストーリーの中で、主人公の僕の「モテる男で絵本作家を夢想する自分は他の有象無象とは違う」という特別幻想が粉々にされ、女性の欲望の底無しで得体の知れなさしたたかさを知る地獄巡り、女性が調教の中で自我を捨て欲望を解放していくセクシーシーン、露出プレイなどの調教シーン、板尾創路の調教師のカリスマ的な魅力、まあまあ楽しめたが、城定秀夫監督のシリーズ第2作第3作で描かれた「ご主人と奴隷の関係は一方的な支配隷属ではなく、奴隷が主人を隷属させる関係と主人が奴隷を支配する関係はコインの表裏という表裏一体」が描かれていないのが惜しいセクシー映画。壇蜜の魅力、板尾創路のカリスマぶり、一見爽やかモテイケメン実は女性のことを分かっていないヘタレな若者がはまっている真山明大の好演が、印象的。
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