ジェームズ・キャメロンの製作による、シルク・ドゥ・ソレイユ。ドキュメンタリーかと思っていたがそうではなく、いくつかの公演を映画作品用に再構成したもののようだ。
基本的なストーリーは、小さなサーカス公演を訪れた年若い女性があるきっかけで現実から移動し奇妙な世界を歩き回り最後は愛を見つけるという、若干不思議の国のアリスっぽい流れ。
この女性は自分から積極的な行動はせず、目の前で繰り広げられるアクロバティックな光景をびっくりしながら眺めるだけの進行役。
本当の主役は、そのびっくりアクロバティックワールドの方で。知ってはいたがシルク・ドゥ・ソレイユ見事!人の身体がそんな風に動いたりそんなことも出来たりするのかと驚くばかり。
全員オリンピックでられるんじゃないか?
それにもまして舞台装置の凄さ。一発勝負の連続で、一つ間違いがあれば全ておじゃんぽいが、スタッフたちはきっちりと魅せてくる。
これは3Dで観るべきだった作品だ。惜しい。実際の公演も一度観てみたいと思わせるすばらしい映像化作品だった。
サーカスは木下大サーカスとボリショイサーカスは観たことがあるが、シルク・ドゥ・ソレイユはちょっとした別物ですね。