藤原直樹

388の藤原直樹のネタバレレビュー・内容・結末

388(2011年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

執拗なストーキング、嫌がらせ。
それらがエスカレートしていき、主人公が追い詰められていくスリラー。
主人公の視点に同化してミスリードを誘う演出に引っかかると犯人の思う壺という、こちら側も胸糞になる後味の悪い映画。

家や車や職場にまで小型カメラが張り巡らせてあり、主人公のプライバシーは皆無に等しい。
全て見られているのだ。
主人公側も犯人を探して失踪した妻を取り戻そうと奮闘するが、無実の人間(主人公が学生時代にいじめていた男)を殺害してしまったり、妻殺しの罪を着せられ、挙句には警官に射殺されてしまう。
妻へのDVだったり、職場で浮気していたりという事実から妻が仕掛けたモノかと思いきや全く違った。
ラストまで観るとそういった推理が意味ないんだと解る。
犯人は誰か?犯人の目的は一体何?
答えが提示されないと満足できない人には絶対に向かない映画。
自分なりに解釈して楽しむのが吉。
藤原直樹

藤原直樹