DAEGユキヒロTR

FASHION STORY-Model-のDAEGユキヒロTRのレビュー・感想・評価

FASHION STORY-Model-(2012年製作の映画)
2.5
何も知らずに観た。どれほど知らないかと言うと始まるまで邦画だと知らなかったぐらい。以下思ったことをつらつらと。
まず川北麻衣子さんが恋愛になってくとこは全く無関係。
業界の舞台裏という映画だけど、こっちが想像しているような舞台裏の域を超えてないしむしろ生ぬるいのでどうにも。
具体的に。編集長、スタイリスト、メイクアーティスト、カメラマン…諸々の役所が全部ステレオタイプというか、いかにもそういう人!ていうテンプレートのままで笑える。美容師はゲイじゃなきゃダメなの?編集長は作り笑いができないとなれないの?アシスタント風情はマヌケなキャラじゃないとダメなの?
売れていこうというモデル達はもっとえげつない争いをするかと思ってたけど、そこが一番生ぬるい。ライバル意識やいじめがない。何より下衆なエロがない。カワイイキレイを生業にしようという女の子達に、もっと汚い大人が群がってこないとリアルじゃない。自分が汚いからそう思うだけなのかもしれないけど。
終盤ゲイのメイク係が「モデルだって普通の女の子だもの」てにっこり笑うけど、いい話どころか夢のない覚めた話になってしまった。
なんならこの映画の舞台裏を見せて欲しい。太いを理由にクビになるモデルのエピソードがあるのに、もっと太い本田翼がど真ん中にいるのだから。それをして人気ってどういうことなのかを突き詰めていったら面白いのに。

誤解がないよう本田翼は太くないし綺麗です。線のように細いのが当たり前なモデルとして、ということです。
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