ガリ

ミロクローゼのガリのレビュー・感想・評価

ミロクローゼ(2012年製作の映画)
4.8
◉大好き作品⑪

これは何回観ただろう……。。
何回観てもすり減らない芸術作品だと思います。

俳優山田孝之が1本ぶっ通しで4人の男を演じます。

世界観はファンタジックで、カラフルで、架空の世界観が可愛らしくもかっこよくもあります。

なんの話だこれ?ってなるかもしれないのですが、女性だから言わせてもらったら男性そのものがそのまんまだと思います。

男性って1面じゃないんですよね!だれもがちっちゃい山田孝之みたいなものが共存しているんだと思います。

今作では、(可愛い弱虫な甘えん坊な受け身な男)(漢な懐に刀を携えた 抱いた女には義理を尽くす男)(イタリアンな女を見たら心の愛を全て表す男)そして繋となる(DJ語り部男)。。
男性って内側でどいつが主張して、どいつとどいつが調和しようって
せめぎあってるぜ( ´Д`)σ)Д`) って言いたい。

この中でも本当に驚愕と言いますか、なにそれ?と言いたい漢な男。
着物でヤクザな男どもをなぎ倒すシーン!どんな技法を使ったのか見とれてしまいます。圧巻!!ワンカットなのかなぁ?
1本進むにも場ミリがないと無理なくらいな状況なのに、スピード感と迫力はすごい!なんなんだろう?めちゃくちゃかっこいい!

あれをできる俳優さんは他に居ないんじゃないでしょうか。
カメラも、カメラワークも、セットも、衣装も、脇役さんも、音も、動きも、編成もめちゃくちゃ良いんです!!
世界が止まったかのように見入ります。

1回目鑑賞、2回目鑑賞、3回目鑑賞と
見る度に自分の中での喝采が大きくなります。

作品自体は本当にファンタジーで可愛らしいので見やすさにも技量を感じます。

山田孝之ってものすごいなって痛感する作品です。
大好きなんです!
ガリ

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