地球外生命体

教授とわたし、そして映画の地球外生命体のレビュー・感想・評価

教授とわたし、そして映画(2010年製作の映画)
3.3
現代韓国映画界屈指の映画作家ホン・サンス監督が2010年に発表した監督第11作。映画学科の教授とその教え子だった映画監督、そして映画学科で学ぶ女子学生の間で繰り広げられる恋愛と映画をめぐる4つのエピソードが皮肉たっぷりに描かれる。

出演は、ホン・サンス監督の『ソニはご機嫌ななめ』(2013)でも本作と同じような元映画学科の学生という役柄で共演しているイ・ソンギュンとチョン・ユミ。

第67回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門クロージング作品として上映された。エドワード・エルガー作曲の「威風堂々」がテーマ曲として使用されている。

30代の映画監督ジングは、芸術にこだわりすぎてなかなか新作を撮れないでいた。今は生活のため、大学の恩師ソン教授の口利きで映画学科の講師を務めている。ジングは学生時代、同じ学科に通うオッキに恋をしていたが、彼女はソン教授と秘密の関係を持っていた。ジングはそのことを知らぬまま、オッキと結ばれた。やがてオッキは、若いジングと老練なソン教授と並行して付き合った経験を題材にした映画を撮り始め、自らの恋愛を検証しようとするが…。

★2010年釜山映画評論家協会賞
作品賞
★2010年Cine21
監督賞
★2011年ロッテルダム国際映画祭
Return of the Tiger Award
★2011年釜山国際映画祭
女優賞(チョン・ユミ)
地球外生命体

地球外生命体