カレス

ルビー・スパークスのカレスのレビュー・感想・評価

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)
3.5
IMDb 7.2
ラブコメ
吹替版

カルヴィン・ウェア=フィール(ポール・ダノ)=作家。社交性に乏しい。
ルビー・スパークス(ゾーイ・カザン)=カルヴィンの想像の産物である女性。画家。

(Disney+の説明)
『リトル・ミス・サンシャイン』の監督が贈る、ポール・ダノ主演の 魅力的なロマンティック・コメディー。かつて有名だった小説家のカ ルヴィンはルビーと名付けた理想の女の子の小説を書き始める。すると現実にルビーが現れた! 彼女と交流を深めながら、カルヴィンはこのラブストーリーを自分で書くのか、流れに身を任せるのかを 決めなければならなくなる。


優れた短編小説は、膨大な量の下書きや設定の試行錯誤を元に完成される、と聞いたことがある。川端康成の「伊豆の踊子」は、実際に伊豆の旅で踊り子に会った時から10年の間、何度も習作が書かれたそうだ。
この映画は逆に、テーマに肉付けをしてこういう形になったような気がする。

この映画のエッセンスは、愛した女性でさえ自分の思い通りにしようとする男のエゴである。それは終盤に主演2人によって見事に描かれたと思う。が、そこに至る様々なエピソードはそれぞれ独立していてエッセンスに添わせる必然性が感じられない。

ハッピーエンド 🎉
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