ひかり

レ・ミゼラブルのひかりのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.5
映画としての素晴らしさはもう言うまでもないと思うのですが、この映画の最後に"To love someone is to see the face of god"(人を愛することは、神様のお側に行くこと)という歌詞が出て来て、その思想がこの映画全体を貫いてるじゃないですか。原作はかなり贖罪の話というイメージが強かったんですけど、バルジャンからコゼットへの愛、マリウスとコゼットの愛など、愛にFocusして物語を作ったところが素晴らしいなーと思います。

個人的には、こういう風に古典を映像化する際に、既存の解釈の幅を超え、新たな解釈だったり新たな視線を持たせることは良いことだと思います。そうした時に物語はまた生き返るのだと。そういう意味でも、この映画は傑作と呼べると思います。
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