torakoa

もうひとりのシェイクスピアのtorakoaのレビュー・感想・評価

3.7
邦題から受ける印象より史劇、宮廷劇といった要素が色濃い印象で思いの外見応えあった。
真摯な思いと俗物、階級の貴賤、内面の貴賤、清と濁、栄枯盛衰。対照的な要素を織り交ぜて時代の雰囲気を作り上げている。後から考えれば、であって鑑賞中は特に感じなかったので、落し込み方、馴染ませ方がうまいのかもしれない。
シェイクスピアもこの時代も知らずに観たが、シェイクスピアの設定が面白いと思ったしドラマとして普通にわかるようにできていて、鑑賞後Wikipediaをあちこち跳びながらざっくり眺めて、あの辺史実が基になってたのかーってのも面白かった。それはどうかとか不要に思うものもあったが、予備知識なしでも問題なく話に入れて史実に興味を持たせるようにもなってる訳で、話の好悪はどうあれきちんとした作品だなーと好感持った。

リス・エヴァンスとゼイヴィア・サミュエル出演作ゆえ借りてみた。リスは『パイレーツ・ロック』で、ゼイヴィアくんは『美しい絵の崩壊』で気になったので。
ショーン・ビーンが出てたチャタレイ夫人の人ジョエリー・リチャードソンさんがちょっと若い頃の女王役で出てた記憶。現女王役はヴァネッサ・レッドグレイヴさんか。美人女王な訳だな。リスの若かりし頃役は『スウィーニー・トッド』の若者ジェイミー・キャンベル・バウアーさんだった。何かイケめてるニコラス・ホルトだった気がしてたんだがまた違った。

吹替なし。英語字幕なし。レンタルBDに映像特典あったはず。
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