あきしげ

ゾンビデオのあきしげのレビュー・感想・評価

ゾンビデオ(2011年製作の映画)
3.0
製作側のゾンビ愛が伝わる低予算のバカ映画。

良かった点。

・製作側のゾンビ愛
・意識したバカ展開
・ムダな血飛沫演出

悪かった点。

・ひと捻りが足りない
・何も解決していない
・万人受けはしません

和製の低予算ゾンビ映画。
そういう作品は多いです。
その中で目立つという事。
簡単な事ではありません。

本作はゾンビ愛に溢れる作品。
製作側はゾンビ映画が大好き。
それを代弁する宮崎吐夢の役。
ゾンビオタクを徹底的にやる。
これによってゾンビ愛を伝播。

主人公の矢島舞美。
戦う女主人公です。
なぜか覚醒をする。

ゾンビを率いるリーダーの鳥居みゆき。
芸風がすでにぶっ飛んでいるので好演。
頭がおかしいけど常識的な部分がある。
これは鳥居みゆきだからできるキャラ。
最後のバカになった雰囲気も愛らしい。

本作は惜しげもない血飛沫がある。
どう見ても意味ない血飛沫である。
でも、こういう作品だから許せる。
とことんバカやるのは素晴らしい。

本作はずっとコミカルな構成。
楽しいゾンビ映画という内容。

ただ、ストレートすぎる展開は物足りない。
もう少し捻りがあれば尚良かったのですが。

こういう作品は万人受けしません。
そもそも一部の人向けの作品です。
ムリをして観る必要はありません。
あきしげ

あきしげ