Melko

ゲキ×シネ「髑髏城の七人」のMelkoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「粋じゃねぇよなぁ…!!」

「鎌はオラたちの…魂だに!!」

「浮き世の義理も、昔の縁も、三途の川に……捨之介だ…!!」

映画館で見て良かったー!!
舞台だとどうしても見れない役者の粒さな表情や汗、涙が堪能できる!

何年かぶりの劇団新感線。映画館で見るゲキシネは初めて。ちょっと奮発して、くつろぎシートで鑑賞。
インターミッション15分の3時間、一瞬たりとも気の抜けない熱量と緊張感!

小栗旬と早乙女太一と森山未來の殺陣を見れるだけで値打ちもん。
とりわけやはり、流し目王子 早乙女太一演じる無界屋蘭兵衛の華麗な身のこなしと無駄のない所作、舞踏家 森山未來演じる天魔王のブレない体幹と安定感半端ない殺陣は凄まじい。
小栗旬もめっちゃ奮闘してた。がやはり前述の2人と比べると、動きが舞台ナイズされ切れてないように見えて、少しだけ見劣りしてしまう。

ハイライトになりえる名場面がてんこ盛りなハイパー歌舞伎だが、印象的だったのは
極楽大夫が、片想いしていた蘭兵衛にトドメを刺すべく回転銃を撃つシーン。
好きな人に手を下すなんて…イヤだよねぇ。
隣で見ていたお姉さんは泣いてた。 

すごい真面目に進んできてたのに、急に
「俺を信じちゃいけねぇ、自分でも何言ってるかわかんねぇ」とか
「チチ(乳)はないけどチエ(知恵)はある」
とか、ビックリおもしろセリフが笑

最後の最後まで息をつかせない展開、まさか捨之介、ここまでか…!と思いきや、熱い仲間の絆。

天魔王のあの鎧、暑そうだったなぁ〜、、汗だくの森山未來
1人だけ世界感の違う流し目王子の殺陣は華麗すぎて惚れ惚れ
そんな2人のいきなりのBL展開も、おおお……

セリフ喋りながら走って飛んで殺陣もやり、なんて運動量なんだ…とにかく熱量がすごい。
花鳥風月あるけど基本ストーリーは同じのキャスト違いか。個人的にはSEASON風が気になる。
Melko

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