ミーミミ

ゲキ×シネ「髑髏城の七人」のミーミミのレビュー・感想・評価

4.0
昔々の学生時代、劇団にちょっと在籍していたことがある

発声練習・外郎売り・蜘蛛の糸が必須。

自分がダメダメだったから、プロの舞台の人を超~尊敬する傾向に私はある、笑

さて、この舞台は
劇団新幹線で古田新太氏がずっと取り組んでいる人気の演目。

ただ今作は「若ドクロ☠️」と言われる躍動感満載の座長!小栗旬バージョン!

演劇のシネマ仕様を観たのは初めてだったが、以前舞台で観た時よりも表情や仕草がリアルに確認できて、なかなか感動した!

この作品の見所は、
悪の権化と化した「森山未來」の憑依した大暴れっぷりだ。
気持ちの良いほど絶妙なセリフまわしやダンサーならではの身のこなしは圧巻!さすがである。


そしてもうひとつの見所!
それは鳥肌モノ の「早乙女太一」を目撃できること!

その登場だけで空気が変わる。
まさに早乙女太一の独壇場!

根っからの舞台人の彼だから、刀を抜くだけで、殺気が漂う。
この立ち回りを『殺陣』という。

まわりの役者は汗を滴らせているのに、彼は汗など微塵も流れない。
どんなに激しく立ち回っても涼しげな面持ちで、息の乱れもない。

小栗旬クンには悪いが、小栗クン目当てできた観客は、みんな早乙女クンファンになって帰ることになる。

もちろん、小栗旬はやはりカッコ良いのだよ!紛れもなく!

あとさすがの小池栄子や
独特の存在感の仲里依紗。
面白い役どころの勝地涼も爽やか!

劇場でかかっているときは1日に2回、広い舞台をずっと走りまわっている長丁場をこなすこの舞台人たちは、計り知れないパワーと情熱の持ち主だと、
私などは『崇め奉る』のであるよ。
ミーミミ

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