このレビューはネタバレを含みます
つやという魔性の女に振り回された男たちの話。
彼女にかかわった複数の男とその男の周辺の女たちが出てきて、かなり登場人物が多い。
つやは病気でベッドに寝ており、最後までセリフがない。
つまり会話の中で…
危篤状態になった艶(45)という名の女に振り回された男女の群像劇。意外性もない有名人をズラッとだして軽妙なBGMにオーバーな演技で性と生と死を扱う古き邦画。監督の名前はよくきくけどそこまで年の人でも…
>>続きを読む危篤の妻、艶。
その夫、松生(阿部寛)は、過去に妻と深い関係にあった男性たちに危篤を知らせるために連絡をとる。
その報せを受けた男達や、その妻・恋人たちの心の動揺や、人間関係を描いていて、キャスト…
【失敗した群像劇】
女たちの群像劇であると同時に、「空虚な中心」、つまり画面には臥せった瀕死の重病人としてしか登場しない「つや」という女性を、他の女性たちの姿によって影絵のように浮き上がらせようと…