最後まで艶の顔は明かされず。艶に関わった人々の人生を少しずつ垣間見るような、大人版桐島。はぁどうしてこう人は…一人の人を愛し抜けないのだろう…。一途に愛した人は闇を彷徨い、奔放で自分本位な人はなんだかんだでのうのうと生きていく、この世の不条理。苦しくなるからもう観たくはない。でも観てよかった。大竹しのぶさん良かったなぁ…BARで母娘、ウイスキーを呑むシーンが素敵だ。ああいうのとても憧れる。あとあの場で娘が一皮剥ける描写も個人的にグッときた。「サヨウナラ」。忽那汐里ちゃん、意志のある瞳が好き。EDで流れる横山剣がまた好い。沁みた。