数字錠

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語の数字錠のレビュー・感想・評価

1.8
何を伝えたかったのかいまいち分からなかった。

幼い頃、性によって苦しめられた女性が寧ろ性に奔放になる、これは強姦された女性にみられる事のある症状(?)なので設定の意味は分かりましたけど、それでこの映画の伝えたいテーマとは?あらすじしか情報なく観てるのでその辺りがピンと来ませんでした。
不倫に明け暮れた艶の過去の男たちと関係のある女性が何人も出てきますが、どの女性も男性によって苦しい想いをしている、そんな印象になってしまいました。
勿論艶がそもそも貞操観念ぶっ壊れてるので諸悪の根源ではありますけど、結局夫のいる女に手を出す男という時点で高が知れているというか他の女にも手を出していておかしくないですから(元旦那は違いますが)責任の所在は艶だけではないのです。

艶の夫(阿部寛)は艶の通夜に過去の男が来るかどうかで艶の受けた愛をはかろうとしましたけど、艶と進行形の関係であるのは夫ただ一人なのですから、来なくてもおかしくはないんじゃないかと思いました。

キャストにとてもお金がかかってそうな映画でした。
各ストーリーで出て来るメイン人物を見れば誰もがそう感じると思いますが、個人的には不動産屋で働いている登場人物の案内した"物件購入するか検討してる若い夫婦の夫"役で須賀貴匡出ててテンション上がりました。仮面ライダー龍騎やないかい!
あとは名前存じないのですが、真木よう子の彼氏役の方が演技上手い。
それから、その彼氏の子供を連れてきた昔の女が「それ阿部定じゃん」みたいなツッコミしてましたけど、都会的な若いママが阿部定知ってるか!?って思ってちょっと笑った。
曲は全然好みでない
数字錠

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